資産運用と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?
株式投資?FX?リスクがあって、危険で怖い・・。 漠然としたイメージを持っていて、「私には向かない」と思っていませんか。
資産運用は日々の生活や将来使い道がある資金(住宅購入や子供教育費)などが前提にあり、決して収益性だけを追求するわけではありません。
中々お金が増えない時代だからこそ、リスクやメリットを把握しながら、使い道にそって目標設定し、上手にお金を増やしましょう。
生活資金 | 使用予定資金 | 余裕資金 |
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日常の生活費などいつでも使えるお金で、ケガや病気などのいざという時の為のお金でもあります。 | 今後10年以内に使用する予定のあるお金です。例として住宅購入資金や子供の教育費などが上げられます。 | 生活資金や使用予定資金以外のお金です。特に使用予定が無い資金になります。 |
お金をふやすためには時間と複利を味方につけ、リスク軽減のためには金融商品の性質を理解したうえで、資産を分散して行くことが大切です。
単利 | 複利 |
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元金が一定ならば、定期的に受取る利息は一定です。元金からしか利息が発生しません。 | 発生した利息を元に、次々算入して利息から利息がうまれます。 |
定額購入なら、高い時に少なく、安い時に多く買うことが可能です。
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 合計 | |
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株価 | 1万 | 1万5000円 | 5000円 | ||
毎月定額購入 (3万円分購入) |
購入株数 | 3株 | 2株 | 6株 | 10株 |
購入金額 | 3万円 | 3万円 | 3万円 | 9万円 | |
毎月定量購入 (3株分購入) |
購入株数 | 3株 | 3株 | 3株 | 9株 |
購入金額 | 3万円 | 4万5000円 | 1万5000円 | 9万円 |
運用にあたり、一極集中は予想が的中すれば大きな利益が得られますが、その逆となると損失は大変大きいものになります。イギリスに「卵は一つのかごに盛ってはいけない」ということわざがあります。資産をいくつかに分けて置く事で、全てが損失する危険性を回避する考え方です。
アセットアロケーション(「国内株式」「国内債券」「海外証券」「不動産」「現金等価資産」など資産クラス別にどのような割合で分配するかという意思決定)ののち、そのクラスの中でもまた分散を行います。
資産運用をはじめてからも定期的に見直しをしましょう。半年、1年ごとに各資産や商品の値段が変動すると当初の配分比率が変わって、リスク度合いも変化します。以下の「リバランス」「リアロケーション」の2つの方法があります。マネープランを元に、市場状況や自分の目標に合わせ、十分検討してあなたに合った見直しをしましょう。
リバランス | リアロケーション |
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運用で変化した配分割合を当初決めた配分へと調整し直す方法です。 | 基本的な配分割合そのものを見直す方法です。 |
投資は利益を沢山得る事が目的ではありません。あなたの生活の道具であるお金を働かせ、ライフプランでのあなたの目標に近づくための一つの手段です。あなたの生活・資産状況・目標・リスクを十分理解した上で、情報に振り回されることなく、自分に合った資産運用を自ら見つけていくことがとても大切です。